(この記事に貼られているデニムは全て私が履いたA.P.Cのデニムである)
2016年3月、高校を卒業する兄からA.P.Cの”デニム“を買ってくれたことが、今日まで私がA.P.Cのデニムを愛するきっかけとなった、
おそらくA.P.Cで一番人気であろう、『プチニュースタンダード』
時折、デニム?ジーパン?どう違うの?なんて疑問に思う人もいるだろうが、
「デニム」と「ジーパン」の違いは、
特にない!←
ジーンズをこよなく愛している人が勝手に”デニム”と読んでいるだけ(だと思う)
こだわりが多い人ほど「デニム」という言葉を使いたがると思うのは私だけではないはず。
目次
リジッドデニムのサイズ選び
リジッドデニムは糊がついてパリッとしている。何も手をつけられていない状態のことを言う。Raw Denimとも呼ばれる。直訳すれば生デニムだ。
しかし、このリジッドデニム。買ったばっかりの時は履きづらいの一言に限る。
店員さんに、ボタンが2つ閉まらないサイズを購入した方がいいと言われ、その通りにした。ちなみにサイズは27インチ。
これがまた大変。いもむしが移動する時のような動きをしないとデニムがはけない。デニムを履くのに5分もかかる。
私はこのせいで、友人との集合時間に何度も遅れた。←
しかし、何度か履くうちに不思議と自分の体にフィットしていくような感覚を味わう。それもここちよいフィット感。ずっと座っていると股が痛くなってくるがそれもはじめのうち。
最終的には、手のひらが余裕で入るくらいだ。
もし、次買うならもう少し攻めて、26インチを購入しようと思う。履くのはよりつらくなるのだが。
このサイズ選びは非常に重要で、ここで妥協してはじめのうちからジャストフィットのものを購入したら絶対に後悔する。
“デニム”洗い方
はじめは特に「デニム」に関してはこだわりはなかったものの、一度履いてみると不思議なことにみるみる「デニム」が持つ魅力にはまっていく自分。
洗濯方法までインターネットで探し、なるべく「デニム」にダメージを与えないようにした。
しかし、学生は時間はあるが、金はない。特別な洗剤などは使わなかった。
気をつけたことは、洗濯時は、”デニム”を裏返し、折りたたんで、洗濯ネットにいれて洗濯したことくらいだ。
頻度は、なんか汚くなってきたな。と思ったらする程度。
ずぼらな私は記録などしていなかったが6〜8回ほどだと記憶している。
ちなみに、私の場合ではあるが半年洗濯していなくても匂いはとくに気にならなった。(慣れていただけか…?)
はたまた、A.P.C購入時についてきた「狂った洗濯方法」の1つである、「デニムを履いたまま海で洗う」こともした。しれっと『海水』と表示されているのがお分かりだろうか。
A.P.Cホームページから抜粋→http://www.apcjp.com/jpn/wash
洗い方はこだわった方が綺麗な色落ちにつながるかもしれないが、A.P.Cのいいところは、雑に洗濯しても綺麗な色落ちが楽しめることだと私は思っている。
履いた環境
私は旅をこよなく愛するバックパッカー。
荷物を最小限に抑えなければいけないし、頻繁に洗濯なんかできるわけでもない。
夜行バスや電車での移動も多く、3日間デニムを脱がずに過ごすこともあった。
東南アジア、東ヨーロッパの周遊時(各2ヶ月間)はほぼこのデニムしか履いていない。
移動で座っている時間が長かったためか、1番の影響は尻の部分。もはや真っ白だ。
しかし、自分の生活スタイルによって、異なる表情へと変化する様は見ていて飽きない。
デニム用のハンガーにかけてうっとりと眺めているだけでうまい酒が飲めるくらいに←
最初の1年間は、ヘビーローテーションなんてものじゃない。
もはや、私にとって皮膚のような存在だった、このA.P.Cのデニム。
本当は、このA.P.Cのエイジングをブログで書き記したかったのだが、それができず、すでに2年半が経過してしまった。
オーストラリアで購入に悩む
話が少しそれるが、私は現在オーストラリアのメルボルンに住んでいる。
メルボルンに来た当初は洋服なんかに金かけてられっか!!と思っていたが、だんだんと色が色落ちが進んでいくA.P.Cを見ていたら、また一から成長を見届けたいという気持ちが芽生えてきた。
オーストラリアでは現在の為替で210ドルの(1ドル80円計算)17,600円で販売されている。
*同じ素材のユニセックスのモデルは210ドル。オーストラリアではプチニュースタンダードは人気ではないのかもしれない。
日本では21,600円で販売されているので、4000円引きで購入できるということになる。
これを知ってしまってからは、新しいものを購入したいという欲がじわじわと湧き上がってくる。
バトラーサービス
また、A.P.Cはバトラーサービスというものを行なっている。以前まで自分が履いていたデニムの状態によってはこのサービスの対象になる場合がある。
あくまで再度それをヴィンテージ扱いで売ることが目的のため、すべてのA.P.Cのデニムが対象というわけではない。
引き取ってもらう場合は、同じデニムを半額で購入することができる。
*ちなみに、引き取ってもらったデニムは約2倍の価格になって店頭で売られることになる。
私は、このサービスを使おうか迷っていたため、この写真を見せたら「いいじゃん」と言われましたので、このくらいだと引き取り対象になるよう。
ダメージ
やはり、出っ張っている部分が破けるのは仕方がないだろう。
ポケットの縁が破れかかっている。
ベルトの部分も破れてはいないものの白くすれている。
私自身、デニムを履いた状態で動ことはあまりないため、ダメージは少ない。
色落ち具合
上にもいくつか画像は載せているが、各部分で見てみよう。
全体
太ももの色落ち具合が激しい。膝ももう形がついてしまって膨らんでいる。
座り方の癖なのか、裏太ももの色落ち具合が若干ことなる。また、右ふくらはぎあたりの色落ちが右よりも進んでいる。
ハチの巣(膝裏)
メリハリがはっきりしているかと言われたら微妙だが、及第点はあげられるくらいだろう。
ヒゲ(腿の付け根)
個人的に一番気に行ってる部分。
少し、色落ちが進みすぎている感じもするが、だいぶいい感じに仕上がったと思う。
尻
後ろポケットに何か入れた場合その形が残る。
それが好きか嫌いかはそれぞれの好み。私は後者。
まとめ
私が約2年半履いたA.P.Cのデニムの写真を用いながら、色落ちについて説明した。
リジッドデニムは履く人それぞれの体型、動きの癖を如実に反映する。
履いていくうちに愛情が高まり、まさにペットのように扱うようになるだろう。
もし、新しいものを購入したらエイジングの記事を定期的にあげていこうと思うので、ぜひ読んでいただきたい。