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飛行機によく乗る方は聞いたことがあるかもしれない単語『JGC』。
私はバッパパッカーという基本的に貧乏旅をしているのですが、飛行機に関してはLCCよりもJALやANAなどの「フルサービスキャリア」を使います。
この記事では、JALの上級会員を意味する『JGC』について解説したいと思います!
・JGCについて詳しくわからない
・安くJGCになりたい、早く達成したい
という方はぜひ、参考にしてください。
※実際にJGC会員になったのは、2017年5月くらいなので、情報が少し古いかもしれません。特にお得な路線は日々規約が変更されます。その点をご了承ください。(2020年3月加筆)
JALに関するこちらの記事もどうぞ
目次
JGCとは? 【学生でも上級会員になれます】
さきほどから『JGC』と言っていてピンと来る方は、結構な飛行機好きか、『JGC』を目指している方でしょうか?
JGCとは「JALグローバルクラブ」の略です。
JGC会員になることによって受けられるサービスが向上し、ぐっっっと旅を快適にすることができます。
旅行を自由にできる学生の長期休みを利用して、JGCを目指してみてはいかかでしょうか。一度達成してしまえば、クレジットカードを持つ限り資格を持ち続けることが可能です。
ではこれから詳しく解説していきましょう。JGCになるために頑張って飛行機に乗る人もいるくらいで、JGC修行とも言われます(笑)
JGCを目指したきっかけ
みなさんが「JGC」に興味を持ち始めたのかは様々だと思います。
私の場合、バックパッカーとしての最初の旅であった東南アジアで、異常にJALについて詳しく知っている人と出会ったことがきっかけです(笑)
また、その東南アジアの旅は日本からタイまで片道で行ったため、帰国の際に現地からの航空券を手配しなければならなかったこと。
加えて、マレーシアが東南アジアの旅の最終目的地であったことが、JGCを目指す最大の理由となりました。なぜこれが理由となったかはこの記事を読み進めていただけたらわかると思います!
JGCの概要
JGCとは『JALグローバルクラブ』の略称で、JALが自社の優良顧客に対してサービスを提供します。
やはり一般会員とは違うサービスを受けれるので多くの飛行機利用者を魅了しています。また、一度取得することによって半永久的に資格を得られることができます。
※2019年に、JGC会員の資格において、継続条件の追加があったと話題になりました。しかし、その情報は海外会員のみに当てはまるもので、日本の会員ならJGCを継続できます。
JGCになるための条件
JGCのなるための条件は、大きく分けると、以下の3点です。
- 1〜12月の12ヶ月間に、JALグループ便かワンワールドアライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃の搭乗で積算される「FLY ON ポイント」が50,000ポイント(うちJALグループ便25,000ポイント)
- または50回(JALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ON ポイント以上の実績
- JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずかをもっていること
※JGCの入会申し込みは、JMBサファイア以上のステータス保有期間内に行う必要あり。保有期間は達成した翌年の12月まで
上のことをもう少し噛み砕いて説明すると、「FLY ON ポイント」を1〜12月の1年間で50,000ポイント貯めること、または50回飛行機に乗ることです。
また、JALは「ワンワールド」という航空アライアンスに所属しています。ワンワールドアライアンスは、世界の航空連合の3つのうちの1つです。(他はANA所属のスターアライアンスとスカイチーム)
そのため、ワンワールドに提携している航空会社の利用によっても「FLY ON ポイント」を貯めることができます。飛行回数に関しても同様です。ワンワールドの提携会社
もし、「FLY ON ポイント」で達成を目指す場合は、50,000ポイントのうち25,000ポイントを『JAL便』(コードシェア便含む)の利用で獲得しなければ行けません。
実際、一回でもJAL便に乗れば5,000ポイントボーナスでもらえるので、必要になるFOPは45,000ポイントです。
一方で、フライト回数で達成を目指される場合は、50回のうち、25回をJAL便利用かつ、15,000ポイントの獲得が条件になりますね。
上記のどれかの方法で達成することによって、まずJMBサファイアという資格が手に入れることを目指す必要があります。
そして、このJMBサファイアの資格を保有している期間内にJGCへの申し込みによってJGCに晴れて達成ということになります。
「FLY ON ポイント」とは? 【マイルとは違います!】
「FLY ON ポイント」は以下のように計算できます。なお、マイルとの計算方法と異なります。あくまで「FLY ON ポイント」独自の計算をしなければなりません。
また、マイルと決定的に違うのは、「飛ばないと貯まりません」
マイルはフライトをする以外に、クレジットカードを使って買い物をすると貯めることができます。その他、キャンペーンなどのいろんな方法でマイルを貯めることが可能です。
しかし、FlY ON ポイントに関しては、飛行機に乗らないと貯めることができないことが特徴となっています。
また、こちらから簡単に国内線、国際線ともに計算できます。マイル、FLY ON ポイントともにこれで計算できるので便利です。このブログでは基本的に、このツールを使って計算しています。
必要なクレジットカードの選択
前述したように、JGCを取得すれば半永久的に資格は継続可能です。しかし、継続の条件となるカードは決められています。
しかし、残念なことに年会費無料のクレジットカードがありません。
最低でもCLUB-A(年会費11,000円)以上が必要となります。これは資格継続代として必須となります。
CLUB-Aに続いて、CLUB-Aゴールドカード(年会費17,280円)、プラチナカード(年会費33,480円)と続きます。またゴールドカードはアメックス(20,520円)、ダイナース(30,240円)とそれぞれ年会費が異なります。
ここでの懸念点ですが、学生はゴールドカードを作成できない場合が多いです。しかし、CLUB-Aカードは外見はゴールドカードですが、厳密にはゴールドカードではありません。
そのため、学生でも作成可能です。私は学生ですが、なんの問題もなく審査に通りました。
ちなみに、CLUB-AカードとJALカードnaviの2枚持ちです。学生でJGCを狙っている方はこのスタイルが一番お得です。
CLUB-Aカードは、フライト時にマイルが貯まりやすくなる「ツアープレミアム」や買い物でマイルが貯まりやすくなる「ショッピングマイル」は有料で追加しなければいけません。
JALカードnaviはその2つが無料で付帯します。学生カードなので、もちろん年会費は無料です。それ以外でも、学生ならではの特典もありますので、旅行好きの学生ならもっておいて損はありません。
理由はこちら→JALカードnaviの利点
回数派か? それともFLY ON ポイント50,000ポイント達成派か?
それでは、本題である「JGCになる方法」について掘り下げていきましょう。
前述したように、JGC達成には「50回のフライトを達成するか」、「50,000ポイントの達成するか」の2択です。
ちなみに、僕は50,000ポイント達成によってJMBサファイアになりました。他の方のブログを拝見してもポイント達成でJGCに入会している方が多い印象です。
回数派の特徴
回数で達成されている方の大きな特徴はビジネスマンです。出張の回数が多ければ多いほど、移動を飛行機にすればするほどお得ですね。
そういうことも踏まえて、回数派の特徴は国内線のみで達成を目指す方が多いです。また、経費で飛行機に乗れますしね。もし50回に到達しなそうでも、自分で旅行を組み込むことによって達成することも可能です。
メリット
- 国内線中心になるので、予定が立てやすい
- 出張が多い方は、出費を抑えられる。
国内線ですので、直前に予約できますし、日程の調整を立てやすいです。また、短距離路線では、1日に複数回フライトできますので、土日だけしか休みが取れない方にもおすすめな方法ですね。
デメリット
- 特に出張がない方は、純粋な旅行のみで達成するのは難しい
- 単調な旅になり、楽しく旅できない
回数派は基本的に、短距離路線を往復する場合が多いかと思います。空港内の滞在のみで、次のフライトに、なんてことも珍しくありません。
JGC修行と言われる所以ですね(笑)
50,000ポイント達成派の特徴
ポイントで達成される方は基本的に国際線を多用する方が大半を占めます。
海外旅行を頻繁にされる方や、海外出張が多い方はポイントで達成を目指した方がいいでしょう。
また国際線のチケットは国内線に比べて、知っておかないと損をする事項がたくさんあります。これを知っとくだけでかなり安く、早くJGCを解脱することが可能になります。
メリット
- チケットの取り方次第ではかなりお得に達成可能
- 飛行機に乗る回数が少なくて済む
実際に私は、20万円程度でJGCを解脱しました。解脱にかかる費用は、30万〜50万円ほどとも言われていますので、かなり破格です。
デメリット
- 一回の旅程を終えるのに、長期間の旅程を組まなければならない可能性がある
- 国際線のチケットは値上がりの関係上、早めに予定を立てなければならない
実際に国際線の予約は思いつきでできないので、社会人の方ですと予定が先のまでわからないと結構厳しいですね。国内線でのお得な路線と国際線をうまく組み合わせることがJGCへの近道です。
JGCになることで得られるメリット
JGCで得られるのはワンワールドエリートステータスの『サファイア』ですので、以下のメリットはこのサファイア時点で得られるメリットをご紹介します。
また、前述しているようにJALはワンワールドアライアンスメンバーですので、提携会社を利用した際にも同等のサービスを受けることが可能です。
※一部サービスは例外
ラウンジ利用
上級会員が得られる恩恵の一番大きなメリットと言っても過言ではない…
それは… ラウンジの利用
いや、もう正直これだけでぐっと旅が快適になります。国際線を利用するときって2時間前に空港に到着するのがベスト!だとか言われていますが、結構この2時間をどう過ごせるかって重要なんですよね〜。
なんにもすることなくて硬い椅子でぼーっと待つのなんてもったいないし、免税店巡りも何度か空港利用しているうちに飽きてきちゃうんですよね。お金ないし。
帰国する時ならまだしも、出国するときに荷物増やしたくありませんしね。
それではラウンジでできることについて簡単にご紹介していきます!
食事 【食べ放題】
飛行機に乗る前に、空港の飲食店に入る方も多いと思います。
ラウンジでは食事含め、アルコールも無料で飲めます。飲み放題、食べ放題です。
また窓側は飛行機を眺められるテーブルが設置されているので飛行機好きの方にはたまらないですね。
上のようにバイキング形式でお食事を楽しむことができます。メニューは時期によって変わるので上のリンクから確認してみてください。
シャワー
夏場や東南アジアだと、空港に来るまでの間に汗をかいてしまいますよね。
「このまま長時間飛行機に乗りたくない!」なんてことを経験した方はいませんか?
ラウンジでシャワーを浴びてから気持ちの良い状態で飛行機に乗ることで飛行機で快適な睡眠をとることにもつながります!
また、スタッフさんに頼めば歯ブラシもいただけるので、食後にすっきりしたい方にはおすすめです。
マッサージ機
以前は、人によってマッサージを受けられるサービスがあったようですが、現在は廃止されています。その代わりに「メディカルマッサージチェア3S匠」なるものが導入されました。シャワーを浴びた後におすすめです♪
ビジネスセンター
PCやインターネット接続環境(無線/有線)、プリンターでもコピーもできます。ビジネスマンはもちろん、なにか旅行先で必要になりそうなものをプリントアウトしとくと良いですね。
まぁ私はほとんど利用しない設備ですが…。
同行者も利用可能!
友人やカップルと旅行される機会に便利な制度です。二人のうち一人しかJGCの資格を持っていなくても、ゲストとして二人でラウンジを利用することができます。三人以上はクーポンが必要になります。
プライオリティーパスなどでは、基本的に一人しか利用できず、二人目以降は追加料金がかかりますが、JGCだと問題はありません!
空港で受けられるサービス
JGCのサービスは空港に到着し、チェックインをする段階から始まっています。
以下が主なサービスです。
- チェックイン
- 優先搭乗
- 荷物の重量の優遇
- 優先キャンセル待ち
- ファストレーンの利用
専門カウンターでのチェックイン
チェックインをする時は、国際線は、エコノミークラス/プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスのチェックインレーンがあります。
この時、たとえエコノミークラスの航空券を予約していたとしても、JGC会員ならビジネスクラスのチェックインカウンターを使うことが可能です。国内線はJALグローバルクラブカウンターの利用になります。
優先搭乗
チェックインの時同様、飛行機の搭乗する際にも、予約クラスによって順番が変わりますが、こちらも一般のエコノミークラスの方に比べて早く飛行機に乗り込むことができます。
早く飛行機に乗ることで、手荷物を上のスペースに収納するのも快適です。席を窓側で予約していた場合、通路側に座っている人の邪魔にならずに移動することができますね。
優先受託荷物の受け取り
飛行機に持ち込まずに荷物を預けた場合、到着空港で荷物を受け取らなければなりません。
ベルトコンベアーで流れて来るのを待つことになるのですが、この待ち時間が結構長いんです。特に日本着の便ですと、日本人はパスポートチェックも早々に終わってしまいます。せっかく早めに終わったのに、荷物の受け取りで時間を使ってしまってはもったいないです。
JGCになると預けた荷物にプライオリティータグをつけられ、荷物が流れ出したら早い段階で受け取ることが可能になります。
受託手荷物の許容量の優待
JALの場合は国内線ですと+20kg 、国際線ですと+1個(32kg以内)
※ワンワールドアライアンス加盟会社は各航空会社によって規定が異なります。
優先キャンセル待ち
空席がない場合に、キャンセル待ちをする必要があるのですが、その優先順位があがります。
優先度S: ダイヤモンド、JGCプレミア、one worldエメラルド
優先度A: サファイア、クリスタル、JGC、one worldサファイア、ルビー
優先度B: 一般会員
JGCは優先度Aです。Bの人がいくらたくさんキャンセル待ちをしていてもJGCの人がキャンセル待ちをしたら、JGC優先になります。まぁ、Sがある以上同じことがJGC会員にも言えますが…。
特にキャンセル待ちは、国内線のクラスJやファーストクラスの空席待ちや、天候不順のために1つの便に搭乗客が殺到しそうなときに大きな効果を発揮します。
つまり、JAL公認で横入りができちゃうってことです。
保安検査場のファストレーン
国際線では荷物や身体検査をするために保安検査場を通らなければなりません。
これはチェックインカウンターと違って、航空会社によって分けられることなく、すべての航空会社のお客さんが流れ込みます。
私は以前、JGCを保有する前の旅行で、中国の大型連休に重なったことがあります。保安検査場で大変込み合い、危うく飛行機を逃すところでした。しかし、ファストレーンを使えるようになってからは、スムーズに保安検査場を抜けることが当たり前となりました。
以上が空港で受けられるサービスです。私は、JGCを保有する前は、空港に到着してから保安検査場を抜ける前に最低でも30分はかかっていましたが、いまでは5分もかかりません。
【おまけ】マイルUPボーナス
JGCを達成した年はJMBサファイアですのでJAL便ですと105%です。やはり100%超えのボーナスの恩恵は大きいですね。長距離路線に乗ると、エコノミークラスでも片道1万マイル超えなんてざらです(笑)
学生ならJALカードnaviの特典で、3,000マイルで国内線乗れちゃいますし、えげつないです…(笑)
その後、フライオンステータスを更新しなかった場合は、
JGCの平会員ですので、「35%」です。
予約の際に受けられるサービス
空港でのサービスももちろんですが、予約から一般会員とは違う部分もあるんです。
サービスは以下の通りです。
・前席座席指定サービス
・専用予約デスク
・インボラのチャンス
前席座席指定サービス
前方を指定できることによって降機するまでの時間を短縮することができます。特に大型の飛行機は、降機するだけでもだいぶ時間がかかってしまいます。このサービスも、人によっては大きなメリットでしょう。
JGC専用予約デスク
電話で予約する際につながりやすくなります。電話で予約したことがある方はわかると思いますが、保留時間がとてつもなく長いです。このサービスによって、少しでも待ち時間が短くなります。
インボラのチャンス
上で紹介した、サービスはJALの公式HPで紹介されています。
しかしインボラのことに関しては一切書かれていません。実際JGCになったからと言って絶対にインボラされるというわけではありません。
実際、オファーがあったらラッキー程度に思うべきですが、やはりJGCは上級会員の証でもありますので、そう言った意味では確率は上がります。
インボラとは? 【無料でビジネスクラスに乗れちゃう?】
インボラとはインボランタリーアップグレードの略称です。
ではそのインボラとはなんなのか?
簡単に説明すると、座席がエコノミークラス(以下Yクラス)からプレミアムエコノミー(以下PYクラス)やビジネスクラスなどにアップグレードされることです。
これは国際線で絶大な効果を発揮します。というのも、もちろん飛行機に乗っている時間が長いということもありますが、座席の質の差がものすごく大きいのです。
またYクラスとビジネスクラスの価格差は3〜4倍ほどですので、このインボラされた場合は、喜びで舞います(笑)
今まで私は、マレーシアのクアラルンプールから成田空港までの路線で、2回ほどエコノミークラスからプレミアムエコノミーにアップグレードされました。
JGC取得の最短、最安の道
JGCの解脱に必要なことは、飛行機に乗ることに尽きるのですが、闇雲に乗っているだけでは非効率です。
ある程度の工夫と計算が必要になります。そこで、なるべく安く済ませられるような道を参考程度に紹介します。
FOP単価
よくJGCについて調べていると目にするのが『FOP単価』。FOPはFLY ON ポイントの略です。前述の通り、JGC解脱にはFOPを50,000ポイント貯めなくてはいけません。
ちなみにJGC解脱にかかる費用は、だいたい目安として50万円ほどだと言われています。
もし、50万円を費やして、50,000FOPを貯めた場合、FOP単価は1FOP=10円であると言えます。まぁ航空券の値段÷入手できるFOP=FOP単価です。
[例] 5万円の航空券を購入し、入手できるFOPが10,000FOPだったらFOP単価は5円です。有名路線
羽田-那覇線
国内線でFOPを貯めるのに一番適しているのは、文句なしでこの路線でしょう。先得割引で予約すれば、片道1万円以内で予約できます。ファーストクラスの設定もあり、FOP単価が低く抑えられます。また選択できる便の幅も広く、修行僧の間では定番の路線です。
参考までに先得割引8,890円で予約した場合は…
1476マイルためることができます。
FOP単価は6円です。まぁ、悪くないですね。50,000ポイント達成までに羽田-那覇線で全く同じ料金で全て予約できると仮定すると、30万円ほどで達成できる計算です。
私がJGCを達成するために使った方法
ここまで、JGCになるための条件や、メリットを紹介しましたが、実際、私がどのようにしてJGCを取得することができたのかを解説を交えながら紹介します。
私がJGCを取得するまでの道のり
まず、簡単にJGC取得までにかかった期間は… 2ヶ月未満
一見みると、すごく早く見えますが、ただ別にそこまで無理することなく楽しみながら達成することができました。一部工程はそれこそ『修行僧』に近い部分もありますが、個人的にはそこまで無理しなかった方だと思います。
2017年3月14日 JGC達成に向けて初搭乗
2017年5月9日 FOP 50,00ポイント達成→JGC入会
2017年11月5日 FOP 80,000ポイント達成→JGCプレミアに昇格
海外発券
海外発券とは、海外発、海外着の旅程の航空券のことです。つまり、普通だと日本から出発して日本に帰ってくる、という旅程を組むと思います。海外発券はこれと逆の旅程ということです。
少し、テクニカルな話題となってしまうのですが、お得な国際線のチケットの取り方をご紹介します。実際私はこの方法でJGCに短期間で、安くJGCを達成することができました。
メリット
- 日本発券よりはるかに安い
- 国際線のチケットに国内線を組み込める 国内線区間の積算率は100%
- 有効期間が長い
下でも説明しますが、東京(TYO)とクアラルンプール(以下KUL)を例に出すと、
TYOからKULの往復は7万円ほどですが、KULからTYOの往復は4万円ほどです。前者は有効期限が1ヶ月から3ヶ月が多いのですが、後者は6ヶ月間有効です。
つまり、TYOーKULの往復を3月1日に開始した場合、4月1日には終了していなくてはなりません。しかし、KUL-TYOの往復を同日の3月1日に開始したら、8月1日に旅程が完了していればいいことになります。
デメリット
- 海外発海外着の旅程なために、複雑な旅程になってしまう
まず、出発が海外なので、現地に向かうために片道分を購入したりなどなんらかの方法を使って出発地点へ向かわなければなりません。終着地点から日本へも同様です。
クアラルンプール発券
下の画像は私がJGCを目指し始めて初めて予約した航空券です。
ちなみに、これは『1つの予約』です。みなさん少し違和感を覚えるかもしれません。
その理由として、一番最初と最後以外は国内線だからです。これがメリットで紹介した国内線を組み込めるということです。
しかし、これはあくまで国際線のチケットであり、値段もクアラルンプール(以下KUL)と東京(以下TYO)の往復に違いありません。シンガポールで乗り換えてますが、説明を簡略化させるために、シンガポールを除外して説明します。
上の画像では
KUL→TYO(東京)→ISG(石垣)→KIX(関空)→ISG→TYO→KULという旅程です。
この時の航空券規定では、日本国内で往路、復路共に、各2回の乗り継ぎ、そのうち各1回の途中降機が認められていました。
※乗り継ぎ=24時間以内に他の飛行機に乗り換えること
※途中降機=24時間を超える滞在後に乗り換えること
つまり、この航空券はKULからKIX(関空)までの往復の航空券で、KULーKIXの間に東京と石垣で乗り継ぎをして関空まで。というふうな航空券なわけです。ちなみに画像では、復路に東京で途中降機していることになっています。
ちなみに、この旅程で得られるFOPは、
KULーTYO間 2,904ポイント
TYOーISG間 2,848ポイント
ISGーKIX間 2,338ポイント
これは片道分ですので、往復にすると16,180ポイントとなります。
わたしは、これを3往復しました。初回搭乗ボーナスで5,000ポイントもらっているのでこの時点ですでにJGC達成です(笑)
しかも、上の旅程で料金は約45,000円ほどだったので、FOP単価は2.7円という破格の数字を叩き出すことができました。
ただ、現在(2020年3月)私が使っていた方法は使えません。
それでも、KULーTYOの単純往復は5万円ほどですので、まだまだお得と言える値段ではあると言えます。ただし、KUL-TYO-ISG-TYO-KULにすると1万円ほど高くなり、5万ほどになります。そうすると大体のFOP単価は4.5円ほどになりますね。
中欧発券
現在でも、お得だと思う路線は、プラハ、ブダペストを中心とした中欧発券です。私も一度だけリトアニア発券しました。リトアニアは中欧かと言われたら少々微妙ですが(笑)
発券した当時は、割と直前に予約したのにも関わらず、値段も高くなく、お得に乗ることができました。
今でも、ちょくちょく予約する気はなくとも、値段のリサーチは行なっています。うまく予定があえば、75,000円ほどで予約できます。
また、その中に国内線を組み込むことができ、追加料金は空港の使用料金くらいですのであまり値段も変わらずに予約できます。
[参考] ブダペスト発券をエコノミーLクラス(積算率50%)で予約した場合
BUD(ブダペスト)-LON(ロンドン)-TYO(東京)-ISG(石垣)-TYO-LON-BUD
※BUD-LONの間は区間距離で907マイルです。この区間はJALは、コードシェア便しか飛ばしていません。コードシェアでないとすると計算がやや複雑になるので、今回はコードシェア便を利用した際の条件で計算します。
この旅程で貯められるFOPは…
BUD-LON間 907ポイント
LON-TYO 7,014ポイント
TYO-ISG 5,768ポイント
合計 13,689ポイント FOP単価 5.47円
調べてみて思ったのですが、中欧路線はFOPを稼ぐというより、マイルを貯める方に適しているので、修行の路線としてはあまり使えないですね。飛行機に乗る時間も伸びてしまいますし。ヨーロッパ好きな方や、ヨーロッパ在住の方はとてもお得な路線なことは間違いないです。
※2020年現在、海外発券は多くの路線で規約が変更されています。現在でもお得な路線は韓国発券です。簡単に調べてみた結果、往復3万円ちょっとで、往復各1回ずつ途中降機が可能でした。
こちらの記事でも海外発券についての記事を書いています。
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