みなさん、こんにちは〜。
今回は、メルボルンでの”ルームシェア“をする際の、部屋探しについてレポートしたいと思います。
目次
はじめに
おそらくほとんどの人がはじめの1ヶ月はホームステイか学生寮を利用するかと思いますが、そのあとは新しく部屋を探さなくてはいけません。
私は最初の1ヶ月は語学学校指定の学生寮を利用していました。まぁ学生寮とはいっても、みなさんが想像する”学生寮”とは違いますが…
滞在費を少なく抑えるためには、ルームシェアをするのが、オーストラリアでは当たり前となっています。
オーストラリアはワーホリ先で人気の国ですので、日本人でも部屋探しがしやすい環境が整っています。ルームシェアを募集しているよー、といった内容が書かれた張り紙が街中に貼ってあったりします。
一番手っ取り早いのはインターネットやアプリケーションを使う事です。
オーストラリアでのルームシェア
ルームシェアができるサイトを紹介する前にある程度、ルームシェアについての基本情報をお伝えします。
部屋を探し始めるタイミング
多くの人がオーストラリアに到着してから初めの数ヶ月をホームステイか学校指定の寮で滞在すると思います。
ルームシェアをする場合早くて1ヶ月前ほどから、遅くても2ヶ月ほど前から行った方が良いでしょう。
おすすめの流れ
3週間前〜2週間前
この期間は情報集の期間にあてましょう。自分がゆずれない条件などを含めながら、情報サイトでどの部屋が自分に合いそうか確認します。心配な人は、このくらいからオーナーと連絡を取り合った方がいいかもしれません。
2週間前〜1週間前
このくらいから、オーナーと連絡を取り合い、内見の日取りを決めましょう。内見の日程が決まり次第バシバシ内見をしまくって自分に最も合う物件を見つけてください。
1週間前〜入居当日
オーナーとメールで最終確認し、入居の意思を伝えます。Bondを支払わないといけない場合は入居前の早い段階に、Rentは当日でも可能場合があります。
私は、3週間ほど前から準備をし始め、内見は約2週間前に行いました。初めのうちは1件のみで、そこがダメならまた探し始めようと思っていましたが、そこが思いの外良い場所だったので即決しました。
もし、たくさん内見したい方は早くから準備した方が良いです。
ルームシェアで使われる用語
ルームシェアをする際によく使われる用語を解説していきます。
Bond(保証金)
ほとんどの場合、Bondを払わなければいけません。退去時に部屋になにも問題がなければ返却されますが、念の為、全額返されるか確認しておく方が良いでしょう。
Rent (家賃)
文字通り家賃です。
ただ、オーストラリアの家賃の計算方法は日本と少し異なります。
オーストラリアの家賃は1週間で表記されます。1ヶ月は週で言うとだいたい4週間ですが、実際は30日ほどです。そのため、1ヶ月単位で支払う場合は上記の計算方法で計算してください。
Bill(ビル)
ビルとは水道や電気代のインフラ系の料金のことです。インターネット代もここに含まれることがあります。
Billは家賃に含まれることもありますが、別の場合もありますので確認してください。ルームメイトで割り勘の場合もあります。
Furnished (家具付き)
家具付きかどうかです。家具がついていない場合はUnfurnishedです。しかし、家具付きと表示されていても、自分が必要なものすべてが揃っているわけではないかもしれないので、各自なにが含まれているのかは確認しておいた方がよいです。
Furnishedの場合は、入居してから困らないくらいのものは揃っているいますよ、的なニュアンスかもしれません。
Inspection(内見)
インスペクションは内見を意味します。ほとんどの場合、内見が可能ですので絶対に内見はしてください。
内見を渋る物件は怪しい場合が多いです。
Minimum Stay (最低滞在数)
最低滞在数が決められている物件もあります。ミニマムステイが決められていない場合は、退去日の何週間か前に報告する義務が課せられている場合があります。
多くのオーナーは長く滞在してほしいと考えているので当たり前といえば当たり前です。基本的に退去日の2週間前と表記されているのを多く目にします。
そのせいか、新しい情報はだいたい2週間前に出回り始めることが多いです。
部屋のタイプ
部屋の対応もいくつかあり、それぞれの特徴によって大きく値段が異なります。一番みなさんが気にする部分でもあると思いますので、じっくり検討してください。
カップルルーム
カップルルームは大きめの部屋が多く、1つの部屋に2人が生活するのには最適です。ほとんどの場合部屋の中にシャワールームが付いていますので、カップルならだいぶ気が楽だと思います。
ただ、日本人のカップルがオーストラリアに来ることはないと思いますのであまりこちらのタイプは使わないでしょう。
シェアルーム
ルームシェアの中では料金が安いため一般的です。ただし、プライバシーは守られません。というのも部屋を布で仕切ったりして自分の空間をつくるイメージです。
一緒の部屋の人と性格が合わなかったりしたら悲惨ですよね。内見の際は是非その点も聞いてみると良いでしょう。
街の中で部屋探しをする場合はこちらのタイプが多いと思います。
リビングシェア
リビングシェアはリビングを仕切ってシェアするタイプです。私は選ぶつもりは毛頭ありませんでしたが、あまり数が多いわけではなさそうです。
女の子の友達でリビングシェアをしている人がいましたが、ルームメイトの部屋の出入りなどがやはり気になるようで、ミニマムステイを終えた後に新しく部屋を探すことにしたようです。
⭐️オウンルーム
一番オススメする部屋のタイプです。一人の時間を大切にしたい日本人にはこのタイプが一番合うでしょう。
洗濯機、シャワールームやキッチンは共同で使う場合がほとんどですが、部屋はプライベートが守られる一人部屋です。
あまり人と話したくない時だってあると思いますので、やはり自分のペースで生活できる「オウンルーム」を私は強くオススメします。
メルボルンの相場
メルボルンは都会の方なのでオーストラリア全体で見ると家賃は少し高めに設定されているようです。
City シティー
シティーとは、街中のことを指します。特徴としては、一人部屋にしようとすると料金が高くなります。また、そもそも一人部屋よりもルームシェア形式の部屋の方が多いです。
ルームシェア 150〜250ドル
オウンルーム 220〜300ドル
シティー内はオウンルームよりもルームシェアの形式の方が探しやすいです。ルームシェアのメリットはやはり通勤、通学の時間が大幅に短縮されることです。
また、メルボルンでの移動に必須のMykiの定期代が不必要になるので、月に約140ドルの節約にもなります。
[シティーに住む友人の例]
友人① 6人部屋のルームシェア 週150ドル
友人② 4人部屋のルームシェア 週175ドル
友人③ カップルルーム 週350ドル (1人あたり175ドル)
Suburb サバーブ
サバーブは郊外のことを指します。
ルームシェア 150〜220ドル
オウンルーム 170〜250ドル
シティーに行くまでには多少時間がかかりますが、やはり安く部屋を借りれることがメリットです。それに加えて、部屋の条件がシティーに比べて良いことが多いです。
しかし、あまりにも田舎すぎるところを選んでしまうとスーパーや駅まで遠くなってしまうので立地条件はしっかりチェックしましょう。
周りの環境のチェック
この部屋雰囲気いい感じ!と感じても、部屋の状況だけで決めてしまうのは危険です。様々チェックした方がいいこともあるので、内見の前にある程度の情報を周辺情報を調べておきましょう。
治安
最も重視しなければいけない事項ですよね。特に女性の場合、控えた方がいい地域もあります。(現地民によると南と西はあまり治安が良くないと言われています)
最寄りの駅から家まで街灯があるかもチェックした方が良さそうです。メルボルンは都市の規模はオーストラリアで2番目の大きさですが、街の広さはそう広くありません。中心の町から電車で1駅、2駅移動するだけで十分に田舎になります。
交通機関
家から駅までが遠かったり、移動手段が電車のみしかなかったら不便ですよね。
サイトで調べる段階で、Google Mapなどで最寄りの電車、トラムの駅を確認しときましょう。
スーパー
オーストラリアは物価が高いので自炊をすることが必須です。そのため、やはりスーパーが近くにあった方が何と便利です。
同居する人の様子
もしかしら内見の時には同居する人を直接確認することができないかもしれませんが、オーナーに軽く問いかけてみたり、共有スペースの状況を注意深くみることによって、どんなタイプの人が住んでいるかある程度知ることができるでしょう。
また、人によっては国籍を重視するかもしれません。ほとんどはサイトの紹介画面で確認できますが、書かれていないこともあるので気にする人はオーナーに確認したほ方が良いでしょう。
含まれるサービスや、確認事項
借りる部屋によって、あるいはオーナーによって独自のルールが存在することがほとんどです。ルールは入居時に知らされることが多いのですが、ある程度自分が気になることは内見の時や、メールでのやりとりなどで事前に確認することが望ましいでしょう。
性別での入居可能
結構あるのが、女性のみという募集。まぁ、ある意味仕方ない条件なのかなぁとも思いますが、写真などを確認してここに住みたい!と思っても、この条件があるせいで男性はふるい落とされます。
インターネット
私が、サイトで探して時はほとんどインターネット料金が含まれていました。しかし、ごくたまに入居者と割り勘だったりします。
消耗品
ティッシュペーパーや、トイレットペーパー、洗剤などをオーナーが補充してくれるのか、それとも自分で用意しなくてはいけないのかを確認しましょう。
意外とこの消耗品の補充の有無によって出費が異なります。
退去時の連絡
だいたい2週間前に退去報告をするのを義務付けているところが多いように感じます。
ルームシェアのルールなど
オーナーが一緒に住んでいる場合はオーナーが決めています。
オーナーが一緒に住んでいない場合はルームルールをルームメイト同士、オーナーがハウスルールを決めていることがあります。
門限や、シャワーや洗濯の時間など結構細かく決められている場合があります。
ペットなど
オーナーと一緒に住む場合、犬や猫などを飼っている場合があります。好き嫌いはもちろんですが、アレルギーなど体調面でも問題になる点ですので、事前にチェックが必要です。
家賃の支払い方法
オーナーに毎週、あるいは毎月支払うことになると思いますが、どのように支払うかが問題です。
振込の方が、お互いに領収書などの取引の証明書になるのでベターです。しかし、直接現金でのやり取りになる場合もありますので、そこらへんはオーナーを信用できそうかで判断した方が良さそうです。
ちなみに、オーストラリアではカード社会でほとんどカードで支払うことができますが、家賃の支払いに関しては現金支払いが主流です。私はカードで支払えると思っていましたが、入居前に焦って現金を日本から国際送金しなければいけない事態になってしまいました。
トラブルの様子はこちらの記事をご覧ください。
海外送金するなら”Transfer Wise”の利用がオススメです。
注意事項
ルームシェアは企業を相手にせずに、直接オーナーとやり取りすることが主流です。そのため、相手を本当に信用できるかが大きな問題になります。
サイト上ではいい写真ばかりを載せ、もし今すぐにボンドを支払ってくれたら部屋をキープできると言われ、ボンドを支払ったら連絡が来なくなってしまった。
オーナーがバカンス中で、帰宅してからではないと会うことができないが、ボンドを支払ってくれたら希望する入居日までキープするよーというようなものが常套手段のようです。
内見を渋ったり、ボンドを支払うことで部屋をキープするといったことはトラブルに繋がりやすいので気をつけてください。
上級者向けアドバイス
正直なところ、あまりオススメしていいのかわかりませんが、安く済ませる前にある程度日本にいる段階でルームシェアを調べておくこともできます。
ほとんどの人が初めの1ヶ月はホームステイや、学生寮を利用するかと思いますが、おそらく2、3週間が経つと、その環境に不満を思うことがあると思います。
そこで、割と海外に慣れている方や、部屋をすぐに決められる自身がある方はこちらの方法を試してみると良いかもしれません。
日本でルームシェアの情報収拾
日本を出発する前に、情報取集を済ませ、内見の予約も全てとりつけた状態でオーストラリアへ向かいます。
到着した当日か、その次の日にいくつか内見を済ませ、少しでも良いなと思ったら即決します。
こだわりが強い方はやめた方がいいかもしれませんが、そうじゃない方はこちらの方がいいかもしれません。言語力に自信がない場合は日本人用のサイトを使うと良いでしょう。
ポイント
これをスムーズに行うには綿密な情報収拾を日本にいるうちから行うことのほかに、内見からすぐに入居できる部屋を中心に探すことが必要です。
すぐに入居できない場合、長くホステルやホテルに滞在しなければいけませんしね。
また、短期滞在が可能な場合もありますので、最初のうちだけしか住まない場合はある程度妥協しても良いでしょう。
日本人向けのサイト
日本人向けのサイトの場合、必然的にルームメイトやオーナーは日本人であることが多いです。
やはり情報量は他の一般的なサイトに比べて劣ります。しかし、ルームシェアの場合ある一定の期間、他人と生活を共にすることになります。その場合、ルームメイトが日本人であれば安心できる点もありますよね。(清潔感とか、お互いに気が使える事とか)
ただ、「日本語環境がいやだ」というような方はネイティブも使っているサイトを利用した方が良いでしょう。
DENGON NET classified
情報量はあまり多くありませんが、日本語で案内されているので、探しやすいです。同じ人が広告を出していることもありますので、1ヶ月情報をみてもあまり新しい情報が変わっていない場合があります。
http://www.dengonnet.net/melbourne/classifieds/sharehouse/224%2C76
メルボルン掲示板
https://kaigai-bbs.com/aus/mel/
日豪プレス
こちらのサイトもオーストラリアに在住している日本人向けに様々な情報を提供してくれています。イベントの開催や、おいしいレストランの情報など、部屋探しの情報以外も豊富などでぜひご覧になってください。
オーストラリア全体で使われているサイト
ネイティブの方、あるいは多国籍の環境で生活したいと思っている方はこちらのサイトを使うことをオススメします。
Gumtree
こちらのサイトの特徴は、ルームシェアのみでなく、中古品が多く出回っていることです。私の友人はIphone8+を5万円ほどで購入していました。情報量も多いので、条件を絞っても十分な情報が表示されます。
Flatmates
こちらのサイトも条件を絞って検索できます。Gumtreeよりは情報量は劣りますが、とても見やすいのでおすすめです。
ルームシェアまとめ
オーストラリアでは意外と簡単に部屋を探すことができます。しかし、やはり注意すべき点などはありますので、自分でオーナーや周辺環境が大丈夫かどうか判断する必要があります。