[シットウェー訪問記] ロヒンギャ村と隣り合う”ラカイン族”の村を訪問!

みなさん、こんにちは。 @matsutripです。

今回はミャンマーのシットウェーに関する記事です。

シットウェーはラカイン州の州都。

シットウェーは小さい街ではありますが、メインストリートはそれなりに栄えていますし、大きな市場もあります。

今回は、少し街から離れたところで、ロヒンギャの村と隣あっている場所に位置している『ラカイン族』の村に訪れましたのでレポートします。

”ラカイン族”の村を訪れるきっかけ

今回僕がシットウェーに訪れた理由は『ロヒンギャの現状』を調べるため。

ロヒンギャ問題の中で、『ラカイン族』と『ロヒンギャ』の関係は良好ではありません。

この村はシットウェーの中心から、川の向こう側にあり、ある程度距離はあるもののロヒンギャの住む人たちの村も隣り合っています。

ロヒンギャ問題を知る上でも、ラカイン族の村を訪問しておくのはメリットになるかもしれないと思い、今回訪問してみることにしました。

今回この村の場所は、あつしさん(@axyzworld)に教えていただきました。ありがとうございます。

あつしさんのシットウェーの旅行記も大変面白いので気になる方はぜひご覧ください。

https://atsushiyoshida.com

タクシーを捕まえるまでのあれこれ

シットウェーの中心地から目的とするラカイン族の村は約3キロほど。

ホテルのフロントにタクシーを呼んでもらっていたので、タクシーで移動することに。

実はこの時、ロヒンギャの村を先に訪問しようと考えていました。

シットウェーに到着した時に、「この村に何か問題があるとは思えない」ほどに安全だし、争いが絶えないような街だと感じませんでした。

ロヒンギャの問題はそこまで大したことないのかも?なんて浅はかな思いを感じつつあったのは事実で、タクシーの運転手にあらかじめGoogle Mapでピンを打っていた場所に行きたいと見せると、

「そこはムスリムが住む村だ、クローズだ、いけないよ」

と言われました。この街のトゥクトゥクやタクシーの運転手の人たちは英語はあまり得意ではありません。

そのため、『クローズ』という単語で、もう村は存在しないのかな?なんて思っていました。

「行けない降りるー」

とだけいい、500チャット(40円)ほど渡し次のタクシーを探すことに。

3つほど新しいトゥクトゥクをあたりますが、ここでようやくロヒンギャ問題の深刻さに気づきます。

その村がムスリムだとわかった瞬間に、どの運転手も怪訝な顔で「ムスリムの村は危険だから立ち入りたくない」と言います。

これは困りました。3キロほどなので歩けないことはありませんが、日差しが強いのでできればトゥクトゥクで移動したい。

そこで思いついたのが、近くにあるラカイン族の村まで移動し、そこから歩いてラカイン族の村に行こう!

ということで最初にラカイン族の村を訪問することにしました。

運転手が場所がわからないという状況に

ロヒンギャの村から、隣あるラカイン族の村に目的地を変え、改めて新しいトゥクトゥクを探すことに。

シットウェーは決して大きな街ではありませんが、簡単にトゥクトゥクを捕まえることができます。おそらく、『1家族に1台』という日本では当たり前な環境ではないからだと思います。

タクシーの運転手にiPhoneのピンした場所を見せるも、道路脇にいた人たちにいろいろ道を聞いている様子。

大きな川を橋で渡ればすぐにいけるので、僕が道を教えれば済むのですが、なんか話に割り込めない状況に…

気づけば10人ほどが1台のトゥクトゥクと僕のケータイを持つ運転手を囲み会議を開く感じに。

今までの旅の経験上、こういった状況でケータイを盗まれる可能性も考えていたので、じっとその様子を見ていたのですが、雰囲気的に盗む様子は感じられない。

それよりも、疑った僕が小さい人間だと感じてしまうほど、その人たちは温かく接してくれました。

・英語を話せる人に電話
・日本語を話せる人に電話
・道案内をしてくれる電話番号を教えてくれる

などなど…

「目的地がはっきりするまで、家の庭にあるテーブルでゆっくりしていきなさい。」とおばさんに言われ、(目的地はっきりしてるんだけどなぁと思いつつ)お邪魔させていただくことに。

10分ほど少し英語が話せるおばさんとお話しをしていると、家ん入り口から若い女性が入ってきました。

話を聞くと、シットウェーにある大学に通う、大学生だと言う。

なんとこの日、1日ガイドしてくれることに!

目的地までいち早く行きたかったのが本音でしたが、現地の人が一緒についてきてくれるのはありがたい。それに信用できそうな女の子だったので、ぜひ通訳兼ガイドとして同行していただくことに!

トゥクトゥクに乗り込む前には、おばちゃんに、「日本語や英語を話したいとか、何か困ったらうちにいつでも来なさい」と言われ、ちょっと感動してしまいました。

いざ、ラカイン族の村へ

BMWの鍵を使っている歯がぼろぼろのおじさんと、可愛い現地の大学生(以後スーちゃん)とラカイン族の村に向けて出発です。

スーちゃんは礼儀正しく、歳も1つしか違わないのに、僕を呼ぶときは絶対に「Sir」と呼びかけます。

実際ミャンマーに来てからというもの、ホテルの接客でもかなり丁寧だと感じていました。シットウェーに来てからは余計にそれを感じます。

もしかしたら日本人よりも礼儀正しいのではないかな?と感じるほど。仏教国という共通点はありますが、ミャンマーはタイと同様、上座仏教を信仰しています。(日本は大乗仏教です)

そのため目上の人に対して尊敬しなければいけないのかな?

自己紹介を含め、他愛もない会話を20分ほどするとラカイン族の村に到着。

(手で押して方向転換するおっちゃん)

ドライバーのおっちゃんが何も言わずに村に入り、ある一軒家の前で駐車。

村長?だから最初に挨拶をしなければいけなかったのか、おっちゃんが家に入り、おっちゃんよりも年配のおじいさんと何か話している様子。

ただの知り合いなのか、ちょっと偉い人なのか結局最後までわかりませんでした。

というより、ラカイン族の村に入って感じたのが、雨季ということもあるでしょうが、家の入り口に大きな水溜りができ、板を使って水溜りを避けていました。

この様子を見る限り決して裕福な村では無いようです。

家の様子もトタン屋根や竹のようなもので作られているのがほとんどでした。

次の目的地は村にある学校!ミャンマー国旗が掲げられていました。

どうやらまだ授業中らしく門が閉まっていました。

学校の正面ではおばさんたちが子どもたちように昼食の準備をしていました。もうすこしでお昼休憩の時間のようです。

給食の役割も果たしているのかな?

おばさんとおじさんが仲良く話しています。

やはりミャンマーの屋台はどこにいっても揚げ物が多いです。

学校には入れなかったので、学校の正面にあるパゴダを訪れることに!

スーちゃんによると、英語を話せる僧侶さんがいるとのことで会わせてもらうことに!

パゴダの入り口では靴を脱がなければいけません。

パゴダによって入り口の境界線が曖昧なので、周りの人をよく見る必要があります。

英語で簡単にこのラカイン族の村を紹介してくだった僧侶さん。

この村は非常に貧しく、「インフラも十分整っていない、学校も足りないから、小学校までしか作れていない」とのこと。

「君はメディアか何かの支援団体の関係なの?」

と聞かれたので、「いや団体ではなく、1人で来た、ただブログで発信したい」と答えました。

「ぜひ、たくさん写真を撮って紹介して!村を見て周りなさい!」

と言われ、まさかの僧侶さん公認で、村を見学できることに!

子どもの僧侶たち。修行中なのかな?そもそも修行とかあるのかな?

笑顔がとても素敵で可愛かったです。

30分ぐらいパゴダでゆっくりしていると入り口の方からたくさんの子どもたちが!

どうやら学校が終わったようです!パゴダは学校終わりの休憩場所としてたくさんの子どもたちがやってきます。

(村のパゴダの入り口)

外国人の訪問は珍しいのか子どもたちは、怖がりながらもどこか興味がある感じで見つめてきます。

3人組の女の子たちにカメラを向けると、はにかみながらもポーズをとってくれました。

さきほどの僧侶さんが、男の方をガイドとして紹介してくださり、学校の中を見学できることに!

まずは、職員室に招かれました。

この学校の校長先生と少し英語でお話しできました。ミャンマーでは田舎の方でも意外と英語を話せる人が多いです。

こういったところでもイギリスの元植民地ということが関係しているのでしょう。

職員室のドアからたくさんの生徒がこちらを覗きにやってきます。

なんだか有名人になった感じがしました笑

ほっぺたにタナカを塗っている子が多く、学校の制服と合いとても可愛いです。

廊下を歩いていると、日本国旗が見えたので近づいてみると、この学校はユニセフを通して日本政府からの援助によって2017年に作られたようです!日本やるじゃん!

先生たちの休憩所。

みなさんご飯をたべながらおしゃべりを楽しんでいました。

まったくミャンマー語は理解できません。

全て同じ文字に見えてしまいます…

教室の前からじっと見てくる子どもたちがいたので、近づいてみたら、ものすごい勢いで逃げられました笑

ミャンマーのちいさな女の子は、シャイな子が多いです笑

笑顔がとても素敵なので写真を撮りたいのですが…まぁしょうがないです!

しかし、心を許してくれた時にカメラを向けるととびっきりの笑顔をくれるので、撮影しがいがありますよね!

一方で男の子たちは写真に写りたがる子がとても多いです!

どこにもやんちゃ坊主は存在します笑

高学年の女の子が、低学年の男の子をあやしている様子。

小さな学校なので、学年問わず兄弟のような雰囲気がとても和やかに感じます。

外に出ると先ほどの男の子たちが、後ろをついてきていたので、もう一度撮っちゃいました。

みんなタナカの塗り方が違いますね!とても素敵な笑顔です。

僕が唯一話せるミャンマー語は、以下の2つのみ。

こんにちは 「ミングラバ」
ありがとう 「チェズバ」

子どもたちに2つの言葉を投げかけると急に笑顔になります。それは僕の発音が悪く、おかしくて笑っているのか、外国人でもミャンマー語を話せるのか!と思ってくれているのかはわかりません。

ただ、現地の言葉で話しかけるだけで、ローカルの人たちとの距離は一気に縮まります。

鬼ごっこまがいなことをしたりして遊んでいたのですが、中庭は雨季の影響で結構水溜りがありました。

サッカーとか子供達が自由に遊べるがコートがあればいいのになぁ、なんて思ってしまいます。

学校見学を一通り終えて、門を出るとおばさんがベルを鳴らしながらアイスを売っていました。

小学生の時に運動会の時に、「ちんちん」と鳴らしながらやってくるアイス屋さんを思い出し、懐かしい気持ちになってしまいます。

学校の外にある小さな川。

ゴミが多く散乱しています。衛生的にはよくないですね。シットウェーでは蚊を媒介して、デング熱などの感染症にかかる可能性があるので気をつけましょう。

実際に僕が帰国した後に、シットウェーを訪れていた人でデング熱にかかった人がいました。

”ラカイン族”の村を訪れて

今回のラカイン族の村の訪問では、運が良く村の偉い人からの許可を得ることができ、自由に歩いて回ることができました。

学校の中に入ることもでき、たくさんの子どもたちの笑顔を見ることができた反面、村の内部のインフラ設備のもろさ、衛生面ではまだまだ”発展途上”、”貧困”の言葉が思い浮かぶ景色が広がっていました。

ユニセフを通して日本政府からの寄付もあるなどして、離れた日本からも支援される村です。

ロヒンギャの村が隣り合っているのですが、この村を訪れた限り、両者の軋轢を感じる出来事や言動は聞きませんでした。

(自分からロヒンギャの話を持ち出さなかったからかもしれません。)

純粋にラカイン族の人たちの暮らしを見ることができ、また一ついい経験をすることができました。

ヤンゴンからシットウェーまでのバス移動、飛行機移動で移動することができます。

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