こんにちは、@matsutripです。
みなさんJALマイルが貯まってきたら何に交換しますか?
家電製品や旅行券、航空券購入時に使えるe-jalポイントなどの様々な選択肢があります。
その中でも、一般的に航空券に変えることが、マイル単価的にもお得で、一番メジャーな選択肢です。
今回は、マイルを”特典航空券”に変える際に、国際線に交換するか、国内線に交換するかを検討していきたいと思います。
はじめに
各航空会社は、独自のマイレージプログラムを有しており、JALも同様です。マイルは基本的に乗れば乗るほど貯まりますし、日常の買い物に支払いをクレジットカードにすることによってもためることができます。その貯まったマイルを特典航空券に変える際も、知っておかなければ損をすることだってあるのです。
そもそもマイルとは?
マイルの本来の単位として使われています。日本での距離の単位は基本的にkm(キロメートル)です。しかし、航空業界ではマイルが使われています。
大体、1マイル=1.6km です。
つまり、マイルを貯める際に、重視されることは目的地までの距離です。
マイル単価
1マイルあたりの価値のことです。
大体1マイルあたりの価値は2円ほどだと言われています。マイルを交換する際は、マイル単価2円以上になればお得だといえますね。
特典航空券とは?
マイレージプログラムによって、貯めたマイルで交換した航空券のことです。
また、2親等以内でしたら、譲渡可能です。(会員の配偶者、二親等以内の親族、義兄弟姉妹)
[例] 本会員のマイルを使って、母親の特典航空券を予約する。国際線のチケットに交換
誰しもが、貯まったマイルを国際線に変えて海外旅行をしたいと思うでしょう。学生は、長期休みが長いですし、卒業旅行なんかも考えている人もいるのではないでしょうか。
学生問わず、旅費をなるべく抑えたい、贅沢な旅行をしたい、というのは本音だと思います。では紹介していきましょう。
特典航空券 国際線 概要
JALの国際線の特典航空券は、最小マイルで交換できる韓国を例に出すと、通常期15,000マイルで交換できます。ディスカウントマイルは12,000マイルになります。JALカードを保有していると11,000マイルで交換可能です。
他社運航のコードシェア便の利用は不可。
もちろん片道でも発券可能ですが、ディスカウントマイルは適応されず、純粋に通常期の半分のマイル数で発券することになります。
ビジネスクラス・ファーストクラスは出発の曜日、帰国の曜日、期間が限定されますが、通常より少ないマイル数で交換できます。
こちらのページでどこの国行くのにどのくらいマイルが必要なのかがわかります。
ワンワールドの特典航空券についての記事はこちら
学生の場合
JALの学生カードであるJALカードnaviを保有することによって期間限定で通常期の半分のマイル数で交換することができます。韓国なら7,500マイルですね。
もちろん、条件もいくつかありますが、自分の旅行の日程が合えば、利用する価値は大きいと思います。
もちろんですが、特典航空券は2親等までは譲渡可能ですが、学生限定のマイルは本会員のみの利用となります。
予約に関して
搭乗の330日前の午前10時より申込可能です。ホームページ上ですと第一区間の出発日より4日前の12時まで、電話だと第一区間出発日の先日の12時までです。
国内線の特典航空券の予約方法が2018年10月4日より変更にされました。今までは、搭乗日の4日前までに予約しなければいけませんでしたが、
前日までに変更されました。
[例] 10月10日の便を予約する場合 10月3日以前の場合 予約締め切りは10月7日まで
10月4日 変更以降 予約締め切りは10月9日まで
キャンセル待ちは下のようになります。
第一区間出発日の330~90日までは国際線第一区間出発の82日前まで。
第一区間出発日の89~8日までは予約後7日、または国際線一区間出発の8日前までです。
第一区間出発日の7日前からはキャンセル不可となります。
変更は日付、便の時間は変更可能です。
未使用の特典に限り払い戻しも可能ですが、手数料は3,100円かかります。
注意
- 予約がめんどくさい
- 燃料サーチャージや税金は個人で負担しなければならない
- 空席がない場合が多い(特にハワイなどの人気路線)
空き状況の確認はこちらを参考にしてください。→空席状況
ただし、リアルタイムではありません。
お得な国際線 特典航空券の使い方
- 国内線を組み込む
- エコノミーではなくビジネスクラスを予約する
- 有償チケットでは高い路線を組み込む
国内線を組み込む
有償チケットですと、日本出発の場合、日本国内の乗り継ぎを含めると1万円ほど値上がりしてしまいます。
[例] 高知→羽田→バンコク→羽田→高知しかし、特典航空券でこの路線を予約する場合も、東京–バンコク間を単純往復するのと変わらないマイル数で発券することができます。
また、国内間の乗り継ぎは24時間以内の滞在が可能ですので、無理やり乗り継ぎ時間を増やせば観光することも可能です。
エコノミークラスではなくビジネスクラスの予約をする
ビジネスクラスは一般的にエコノミークラスの3〜4倍ほどの値段で推移しています。
しかし、マイルで交換するとなるとYクラスの2倍ほどで予約できます。
[例] ヨーロッパ 往復エコノミークラス
通常期マイル | 2018年ディスカウントマイル | 曜日限定マイル | |
エコノミークラス | 55,000 | 50,000 | |
ビジネスクラス | 110,000 | 90,000 | |
ファーストクラス | 160,000 | 140,000 |
現在(6月12日)に10月でフランクフルトのビジネスクラスをJALのHPで検索した場合
535,170円でした。運賃自体の値段がちょうど50万円でしたので、
もし、曜日限定の特典航空券で予約した場合のマイル単価は5.55円となります。
一方でエコノミークラスの運賃は、130,170円うち運賃は95,000円ですので
ディスカウントマイルで交換した場合、マイル単価は1.9円となります。
こうしてみるとエコノミークラスはマイル単価的にみるとそこまでお得ではあまりません。やはり国際線は燃料サーチャージや、空港使用税など追加でかかる料金のせいでそこまでお得感は強くないですね。
アメリカまでファーストクラス往復となると100万円は楽に超えてしまいますので、その際はマイル単価は10円ほどになりますので、よりクラスが高い方がマイルを交換する際はお得だということになります。
有償チケットの値段が高い路線を選ぶ
JAL特典航空券マイル早見表からアジア1やヨーロッパというふうに大きなエリアごとに分けられています。しかし、当然のことながら有償チケットだと高い路線も存在します。チケットが高い方を選択する方がお得です。
国内線のチケットに交換
海外旅行をする人だけが飛行機を利用するわけではありません。沖縄や北海道から上京している学生だって飛行機を使いますし、国内の移動も距離が長くなれば飛行機に乗るのが当たり前です。そもそも旅行好きの中でも全く海外には興味がないという方だっています。
特典航空券 国内線 概要
通常期は12,000マイルから、ディスカウントマイル期間は10,000マイルから交換できます。
また、片道利用時は通常期6,000マイルから、ディスカウントマイル期間は5,000マイルから交換できます。
※ディスカウント期間はJALのホームページのみからの予約となります。
国内線は区間の距離に関わらず、必要マイル数が一定ということと、燃料サーチャージなどの追加料金がかからないことが特徴です。
学生の場合
学生の場合、国際線同様、JALカードnaviを所有していると、減額マイルにて特典航空券に変えることができます。
一律、1区間 3,000マイルで交換可能です。
こちらも、同様通常期の半分で交換できることが最大のメリットです。
予約に関して
搭乗日の2カ月前の同日*9:30(日本時間)から、ご搭乗日4日前までです。(前日までに変更されました)
※2カ月前の同一日がない場合は2カ月前の月末日となります。
予約期間は国際線の期間とは違うので注意してください。
クラスJ
クラスJとは国際線でいうビジネスクラスに相当するクラスになるのですが、特典航空券で予約する時は片道でプラス2000マイルかかってしまいます。
本来なら片道1,000円で予約できるので、マイル単価は0.5円になってしまうので、あまりおすすめしません。
特典航空券 国内線 お得に交換する時のポイント
- 距離よりも有償チケットの値段から判断する
- 学生ならスカイメイト料金の値段と比較する
- 4日前までの直前の旅行の際に利用する
- 乗り換える必要がない路線を選ぶ
距離よりも有償チケットの値段から判断する
これは、単に長距離路線を優先した方がお得だということではないということです。ちなみに、地方空港の場合は値段があまり変動しない分、少し高めの値段設定にされていることがありますので、その時に特典航空券を利用されるといいと思います。
[例] 羽田-那覇線
ウルトラ先得 片道料金 8,890円
これを往復すると、17,780円です。
この時、ディスカウントマイル10,000マイルで交換した時のマイル単価は、1.77円となります。しかも、学生ですとウルトラ先得で予約しても羽田–那覇の往復で得られるマイルが2,000マイルほどですので、もう少しでまた1区間分のマイルをためることができるのです。もし、サファイア会員だった場合は3,500マイルほど貯められますのでもう1区間超えですね(笑)
※ただ、旅程が急に決まった時などは、特典航空券でも十分お得です。
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4日前のまでの急な旅行に利用
もし、急遽旅行に行きたくなった時には特典航空券の利用が便利です。航空券は基本的に出発日が近くに連れて高くなって行きます。4日前ともなると割引運賃はほとんど残っていません。
路線によっては片道3万円近くになることもあり、この時に特典航空券に交換すると、通常期でもマイル単価は5円ほどとなり、大変お得です。
乗り換える必要がない路線を選ぶ
国内線の場合、乗り継ぎという概念がありませんので、乗り継ぐ必要がある場合、その区間分もマイルが必要になってしまいます。
[例] 青森→東京→那覇→東京→青森 をディスカウント期間に申し込んだ場合
青森→東京
東京→那覇
那覇→東京
東京→青森 必要マイル数は5000マイル×4区間=20,000マイルということになります。
まとめ 結局交換するならどっちがお得?
この記事のタイトルの通りマイルを特典航空券にするなら国際線と国内線のどちらにするのがお得なのか…?
私が選ぶ答えは…
私だったら、迷うことなく国内線です。
理由としては、国際線は特典航空券でも、燃料サーチャージや税金でエコノミークラスでも1〜3万円ほどかかってしまうんです。
それと、私の場合、現在マイルボーナスなどでもらえるマイルが大きいのです。国際線は値段だけ見ると国内線に比べて高く感じがちですが、距離と値段を比べると国内線より圧倒的に安いんです。マイルは距離が長くなればなるほどたまりやすいので、国際線の場合は私はお金を払ってチケットを買うことが多いです。
[私が東京とフランクフルトを往復した場合] JMBサファイア 105%のマイルボーナス
130,170円の航空券を購入 (上記でフランクフルトを例に出した時と同じ条件で検索)
これは片道で貯まる分ですので、往復ですと18,080マイルですね。
これは、学生の場合、国内線6区間分、一般会員でも3区間分を特典航空券に変えられるマイル数です。
6区間分の国内線は選ぶ路線にもよりますが、10万円ほどの価値はくだらないです。つまりこの場合、実質約3万円分でフランクフルトに旅行した、ということになります。
では、どういう人が国際線を選ぶべきなのか?国内線を選ぶべきなのか?というと…
国際線を選ぶべき人
- 大都市(東京や大阪)出発ではなく地方都市出発で、国内線を組み込みたい人
- エコノミークラスよりも、ビジネスクラスやファーストクラスを使いたい人
国内線を選ぶべき人
- ステータス持ちの人
- 急な旅行をする人
- マイル単価を重視する人
- あまり悩むまずに予約したい人
今回はあくまで、マイル単価などを例に出しながら、お得に特典航空券を交換することを紹介しました。しかし、年に1回や数年に1回、特典航空券を使って旅行するという方はあまり気にせず、素直に行きたいところに行くことが一番だと思います。