みなさん、こんにちは。 @matsutripです。 Follow @matsutrip
今回の記事ではヤンゴンからシットウェーまでのバス移動の方法を解説します。
正直なところ、シットウェーは観光地化されているわけではないので、多くの人は、バガン遺跡やインレー湖方面に向かう方がほとんどだと思います。
まぁ、シットウェー方面に向かう方はほとんどが”ロヒンギャ問題”に関心がある方だと思いますし。
非常にマイナーな路線ではありますが、バスや飛行機で移動することが可能です。
復路のシットウェーからヤンゴンまでは飛行機で移動しました。
目次
ヤンゴン⇆シットウェーの移動
Google Map上では、上のような移動方法が表示されます。
飛行機では約1時間ほどの移動で、車だと20時間かかる計算です。
バスで移動することになると道が悪かったり、休憩で止まったりするので、この時間よりかなり時間がかかります。
バスのチケットを購入
バスチケットは初日に宿泊したゲストハスで購入しました。
ゲストハウスでバスチケットを予約するとピックアップしてくれるところもありますが、私が泊まったところはそういったサービスはありませんでした。
SittweーMyauk-U Normal(2+2)23500,28000 8:00am 9am 22hour
上のバスの時刻表のヤンゴンとシットウェーを結ぶ路線は上のような日程になります。ちなみに、Myauk-Uは(ミャウー)は遺跡で有名な場所ですので、時間がある方は立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。
23500チャット(1700円)のバスは、朝の8時と9時の2種類があり、28000チャット(約2000円)は朝8時の出発になります。
所要時間は22時間とありますが、あくまで目安です。私の場合は朝の8時に出発して、次の日の昼の3時に到着しました。
なんと、31時間の長時間の旅となってしまいました。(橋が落ち、大型の車が渡れなくなってしまったことも原因の1つですが)
正直、もう乗りたくありません!!!!!
バックパッカー的には夜行バスの移動は、移動費の節約、宿の節約ができるのでメジャーな移動方法です。
ただ、さすがに30時間を超えるバス移動はかなりしんどいです。
飛行機だと約1万円ほどとバスに比べて5倍ほど高いですが、移動時間は約1時間ほどでかなり快適ですので、私は飛行機の利用を強くお勧めします。
市街からバスターミナルまでの移動方法
ヤンゴンには、空港よりももっと北に、大きなバスターミナルがあります。
ほとんど全ての長距離バスはこのバスターミナルから出発するので、他の観光地に行く場合も同様に利用することになると思います。
名前は『Aung Min Galar Highway Station』です。
私は、8時発のバスに乗る予定だったのですが、宿の方から「渋滞のことを考えると6時頃に出た方がいいよ」と言われたので、6時ちょっと過ぎにダウンタウンで宿泊した宿を出発しました。
空港よりも遠いので、1時間少しかかり、朝の7時半頃に到着しました。
心配な人は余裕をもって移動するようにしましょう。
この『Aung Min Gala Highway Station』はかなり多くのバス会社が集まるので、タクシーの運転手にチケットを見せて、バス会社の近くまで乗せていってもらいましょう。
バスターミナルに入場するのに、200チャット必要です。
Grubを利用したらだいたい10,000チャット超えるくらいの料金だった気がします。
バス移動の様子
一応予約時は、同じ路線で一番高い値段のものを予約したのですが、VIPバスではないので、普通のバスです。
リクライニングも壊れているところがあったりしてできないところがありました。僕の席は運悪くリクライニングができない席でした…
長距離移動でリクライニングできないのはなかなか厳しいです…
満席ではなかったので運がいい人は2席を1人で使っていました。
僕の隣にはおばさんが座って、結局終点まで2人で隣合うことに。
おばさんが結構な幅を占拠してしまうことがあり、かなりイライラしてしまうこともありました。
移動の途中では、上の画像のように水やコーラ、軽食などが配られました。
朝、昼、夕食の時間帯には、食堂のような休憩所で、各自ご飯を食べることになります。
こういった食堂はベトナム→ラオスの長距離バス以来だったので、かなり久しぶりな気分でした。
終点まで合計で4、5箇所ほどで食事をしましたが、平均して2000〜2500チャット(約200円)程度です。
割とどこの休憩所も同じような食事方法で、ご飯がかなり多く、少なくなったら自分で追加でよそう感じになります。
毎回品数は結構あるのですが、半分ほどは口に合わないです。ヤンゴンで食べたミャンマー料理とは結構味が異なり、ローカル色が強くなったせいか結構癖のある味です。
食事の回数
今回のヤンゴン→シットウェーの移動では31時間の大移動でした。
ヤンゴンから出発して3時間ほどはスムーズに移動できましたが、シットウェーに近づけば近づくほど進みが遅くなり、最終的にかかった時間は31時間。
その間の食事休憩の時間は以下の通りです。
8:00 ヤンゴン バスターミナル出発
12:00 ランチ
18:00 夕食
6:00 朝食 (歯ブラシを渡される)
11:00 ランチ
15:00 シットウェー バスターミナル到着
橋が使えず、船で移動することに
朝の8時に移動してから約22時間が経過した、翌日の朝6時に、朝食をとる場所に到着。
あまり深く眠ることができずに、ぼーっとしてると、英語を話せる若い男の子が中国語で何か話しかけてきました。
「I’m not Chinese so I can’t speak Chinese, sorry」
というと、今度は英語で話しかけてきました。
彼の情報によると、先日の洪水で橋がところどころ壊れているため、大型の車両は通行止めとのこと。
そのため、私たちが利用するバスは、船に乗せて移動しなければいけないらしい。
しかも、先に待っていたバスが順番に移動することになるので、2〜3時間ほど移動することに。
SIMカードを契約はしていましたが、シットウェーは紛争の舞台になることもあり、電波が届く範囲は制限されていて、圏外になることが多い。
*2019年6月現在 https://www.mmtimes.com/news/internet-shut-down-nine-townships-rakhine-chin.html
この時であった彼には、シットウェーのバスターミナルについてからもテュクテュクのおじさんに料金交渉までしてくれる優しい青年でした。
この船に1回6台ほどを乗せて移動することに。
待っているバスの台数はざっとみると、30台ほどでしたが、幅の広い川を往復する時間は結構かかります。
それに対岸からもバスを乗せたりする時間加味すると、相当な時間を要することになりました。
最初はなかなか見れない、バスを船に乗せる光景などを楽しんでいましたが、日が出始めると、湿気と暑さが混じり合い、じとっと汗がでてきて不快感が増します。
結局私たちのバスが動き出したのは10時頃だった気がします。
ミャウーを通過し、シットウェーに到着
赤いピンのところがミャウー(Myauk-U)です。
シットウェーから見ると北東に位置しています。ヤンゴン→シットウェー間でそれなりに観光地化されているのはミャウーです。
遺跡群が有名ですので、ミャウーで降りていくお客さんも結構いました。
ミャウー⇆シットウェー間は距離で見るとそこまで離れてはいませんが、4〜5時間ほどの移動となります。
私はそのままバスでの移動ですが、川沿いなので船で移動することも可能です。
ヤンゴン→シットウェー間の長距離移動を終えて
ヤンゴンからシットウェーをバスを使い、約31時間の大移動を経験しました。
ミャンマーでは2019年8月現在、ビザの料金がかかりません。2018年10月1日〜2020年9月30日の2年間の間は、日本籍と韓国籍だとビザなしで滞在可能です。
→https://www.tokutenryoko.com/service/visa/19
この期間は、多くの日本人観光客が訪れると予想されます。
シットウェーは観光を目的でミャンマーに訪れる人はほとんど訪れないとは思いますので、観光的な情報はネット場では多く出回っていません。
なかなか30時間ほどの長距離移動をしたいと思う方はいないと思いますが、バスを利用する場合は以下のことに注意してください。
決して快適とはいえない座席
「ミャンマーのバス移動は快適」
私は結構前からミャンマーに行くことには興味があったので、ヤンゴンからバガンやインレーなどの移動方法を調べていました。
バス移動は快適ですよ!という記事をたくさん見たのですが、それはヤンゴンと観光地間は観光客向けの『VIPバス』が主流だからです。
私が利用したのはVIPバスではなく、一般の長距離移動バスです。しかも、リクライニングができない、隣に横暴なおばさんがいる、などしてゆっくりと寝られませんでした。
基本的に休憩所のトイレは汚い、休憩回数が少ない
やはりミャンマーはまだまだ発展途上。ヤンゴンを離れ、田舎に近くに連れて、それを強く感じます。
男性の場合、小さい方の用を足す時はギリギリ気にならない程度ですが、絶対に大きい方はしたくないトイレといくつか遭遇しました。
今回のバス移動では、4回ほどの食事がありましたが、あまり食べすぎないように注意していました。
それと、トイレ休憩の回数がそこまで多くありません。車内で飲む水の量にも注意が必要です。
道路状況が悪い。移動は航空機がおすすめ
ヤンゴンから約3時間ほどは順調に進むのですが、それ以降は悪路と道の狭さで移動スピードが激減します。
特に中盤から終盤にかけては細い山道になるため対向車を気にしながらの移動となるので、平均して15−20km/hほどで移動していました。
私は雨季の時期に移動したのと、途中の橋が壊れており、船での移動することになったため、余計に時間かかりました。
ただ順調に移動できたとしても確実に丸1日はかかる日程ですので、時間を有効に使いたい人は飛行機の方がはるかに快適です。
シットウェーに移動する前にしておくこと
シットウェーはまだまだ観光客が訪れるのような街ではありません。
そのため街中で外貨の両替を扱っているようなお店を見かけることはできませんでした。シットウェーに到着する前にヤンゴンである程度まとまったお金を用意しておいた方がいいでしょう。
またWifiの普及も宿泊施設以外では浸透していないようなので、SIMカードを事前にヤンゴン国際空港などで契約しておくと便利です。
ただ政府側がシットウェー郊外で電波を意図的に遮断していることもあり、すこし離れると接続が悪くなります。
ヤンゴン→シットウェー間は4Gに繋げられる地域はそこまで広くありません。